ラエル

台湾で開催された2025 Asian Co-Parenting Forumに登壇しました。(視察報告あり)

2025年11月14日(金)に台湾・花蓮県で開催された 「第五屆 共享親職 亞洲論壇(Asian Co-Parenting Forum)」 に、当社代表の境が登壇しました。
アジア各国から共同養育・離婚家庭支援の専門家が集まる、二年に一度の国際フォーラムです。

今回のテーマは「アジア対話 × 地域実践 × イノベーション」
日本・台湾・香港・シンガポールなど各国の実践者が、子ども中心の離婚家庭支援について意見交換を行いました。

📅 当日のプログラム(発表セッション一覧)

以下の内容について、専門報告および実務報告が行われました。

▶ 09:30–10:00 専門報告 1
離婚家庭における子どもの人間関係ネットワーク権と親子責任の実践
台湾|花蓮県児童および家庭関懐協会 頼淳良 理事長/弁護士

▶ 10:00–10:30 専門報告 2
「家族中心」の離婚家庭支援サービスの開発 - 香港の経験
香港|家庭福利会「親籽薈」 孫淑賢 高級マネージャー

▶ 10:50–11:20 専門報告 3
日本親子面会交流支援の未来展望
日本|立命館大学 二宮周平 名誉教授

▶ 11:20–11:50 専門報告 4
「技術を活用した離婚家庭支援」- 離婚後の子育てアプリ ラエルの実務応用
日本|GUGEN Software 境 領太 代表取締役社長

▶ 13:30–14:30 課程実践 1・2
シンガポール強制性育児指導教育コース(CPP)
離婚男性支援グループの運営
シンガポール|徳教太和観 離婚家庭支援センター 李家貞 主任

▶ 14:30–15:00 資源開発
離婚家庭 O2O 介入戦略と自助評価ツールの開発
香港|救世軍油尖旺総合サービス 陳裕玲 上級主任

▶ 15:15–15:35 実務共有 1
名古屋駅百貨店で行う団体式親子会面
日本|Families Change(名古屋) 今枝朱美 代表

▶ 15:35–16:05 実務共有 2
親和坊共同親職センターで行う団体式親子会面
香港|カトリック婚姻相談会 親和坊 黄潔明 センター長

▶ 16:05–16:20 実務共有 3
名古屋保育園内で行う幼児親子会面
日本|Families Change(名古屋) 今枝朱美 代表

▶ 16:20–16:35 実務共有 4
365 統合計画 - リゾートホテルで行う親子関係修復ワークショップ
台湾|花蓮県児童・家庭関懐協会 林秋芬 事務局長

それぞれの登壇者が、自国の文化や法律、そして地域固有の課題と向き合いながら、現場で真摯に、丁寧に支援を続けていることが強く伝わってきました。
アジアには、離婚家庭の子どもたちのために尽力している仲間が多くいることに、深く勇気づけられました。

🎤 ラエルの発表:技術を活用した離婚家庭支援

境からは、日本の離婚後の子育てが抱える現状として、
養育費の受給率・親子交流の実施率がいずれも約30%にとどまっていること
そしてその大きな要因が離婚前後の父母のコミュニケーションの難しさにあることを共有しました。

ラエルはその課題に対し、スマホアプリというITを活用して、コミュニケーション支援、養育費管理、親子交流調整、あんしんサポートなどを提供していること、
またアンケート結果では、ラエル利用者の養育費受給率・親子交流実施率はいずれも80%を超えていることを紹介しました。

さらに今後の展望として、地域の支援団体や自治体との連携を強化していく方針についても共有しました。

質疑応答の様子

質疑応答では多くの質問が寄せられ、非常に活発な議論となりました。
ラエルには以下のような質問がありました。

  • AI を活用した父母のコミュニケーション支援
  • 台湾や香港でのラエルの利用の要望
  • 日本による行政の補助制度

国際的な連携の可能性を強く感じる場となりました。

🏡 前日:花蓮県 子ども・家庭支援協会の視察

前日には、台湾・花蓮県にある 花蓮県 兒童暨家庭關懷協會(花蓮県 子ども・家庭支援協会)の施設を見学しました。

この施設は元々宿泊用の一軒家を改修したもので、2棟の建物の中に、

  • 子どもがリラックスできるプレイルーム
  • けがを防ぐ安全設計
  • 親子で遊べるおもちゃや学習スペース
  • 父母や祖父母が個別相談できるカウンセリング室

など、家庭的で温かい環境が整えられていました。

また、

  • 裁判所との密接な連携
  • 心理士による専門的なサポート
  • 父母だけでなく祖父母への支援
  • 行政による手厚い費用補助

など、多層的で包括的な支援体制が構築されており、「子どもの福祉を守る」という理念が施設全体に反映されていました。

ラエルが今後、日本で目指すべき支援モデルとして非常に参考になる視察となりました。

最後に

今回のフォーラムを通じて、アジア各国で離婚後の子ども支援が急速に広がっていること、そして “子どもを中心にした支援連携” が国際的な潮流になっていることを強く実感しました。

招待いただいた 花蓮県 兒童暨家庭關懷協會 の皆様に深く感謝申し上げます。

ラエルは今後も、国内外の専門家・支援団体・行政との連携を深めながら、子どもと家族が安心して生活できる環境づくりを進めてまいります。

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